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あいしくらぶ (メンテナンス クラブ)

 

 
あいしくらぶ40周年記念写真(大阪グランビアホテル)

 

『あいしくらぶ』とは
川村歯科で歯科治療終了後
半年に一度メンテナンスを受け
お口の健康管理されている患者様のクラブです。

 
 
川村歯科で長期間15年以上メンテナンスを受けておられる方の歯の数は
一般日本人より多く残っています。8020も目前です。
早期に健康治療を行い、メンテナンスを始めることが、生涯歯を守ることになります。
 

↓「2020年統計結果」

 
あいし・くらぶ(口腔健康情報センター)は、正しい口腔の健康管理、および心身の健康に関し、生活習慣や栄養、心理問題まで取り上げ、幅広い形で家族ぐるみの正しい健康生活づくりを実行していくというユニークなくらぶ組織です。
あいし・くらぶは1975年に創立され、38年(2013年現在)の歴史があります。 現在会員数は2500名に達しました。
 
医療法人川村会、川村歯科梅田診療所及び川村歯科松阪屋診療所において初期治療を受けられ、口腔の健康を創られた方々に会員資格があります。
口腔のその健康維持のため、一生涯に渡ってメンテナンスを行っていきます。
「歯は老化で失われるのではありません、歯は一生涯他の臓器と同じように寿命と共にあるべきです」という理念の基に、口腔健康科学に立脚して8020を目指し管理していきます。
 
特典
・ 年2回の定期口腔検査及び健康相談の実施
・ 「つどい(総会)」「有名講師による講演会」「クリスマスパーティ」などの各種行事に自由参加
・ 会報、健康ニュース、行事案内などの情報提供
・ 全身の健康管理の一端として、専門医の紹介
 
 
■歯科治療プロセスのシステム化
患者さんの若人期、成人期、老人期に適合した総合的な歯科治療を行っているわけですが、問題は初期治療が終わって歯科的健康を取り戻したあとのことです。これ以上に疾患が進行し悪化しないように歯の健康を守り、維持管理していかなければなりません。 このためにはプラックコントロール、メンテナンスなど歯科医と患者の双方が手を取り合って協力していくことが必要です。
定期検査の受診率を向上させるにはどうしたら良いか考えました。
また、患者が「歯の健康」への関心を一段と高めるためには「今世界のスタンダードな歯科治療がどうなっているか」という情報を正しく伝えていく必要もありました。歯科に対する情報が一般的に極端に少なく、たまたまあっても大変片寄ったものでしかないことが問題だったのです。
 
同時に私たち歯科医にとって、自分たちの「総合歯科医療」が初期治療からメンテナンスを通してどのような成果が上がっているのかを疫学的に知る必要もありました。 自分の行ってきた治療や予防の結果を、個人個人の患者だけでなくマス(集団)としてしっかりと数字で把握することは、これから先、よりよい成果を得るためにはどうしたらいいか、という将来計画にもつながっていくわけです。
 
様々な条件を満たす答えとして、川村歯科にメンテナンスにこられた人たちを組織化してクラブを作ることを思いつきました。クラブ員たちに、組織のメンバーとしての責任を感じてもらうとともに、お互いが啓発しあって自分だけでなくクラブ全体の成果にも関心を持ってもらうことができるわけです。
 
グループ結成にあたって考えた基本コンセプト。

  • メンテナンスの疫学的調査を行うにあたっての母集団の組織となる。
  • 初期治療の成果を疫学的に分析するため、治療計画から一連の治療プロセスがシステムとして行われるなど、母集団としての統一した質の均一化が必要である。
  • メンバーが個人としてだけでなく集団の相互連帯感を持ち、責任の共有をはかっていく。
  • 「口の健康」がクオリテイ・オブ・ライフにどのように貢献するかということを集団の活動の中で実感できること。
  • 今までの歯科医と患者という二者間だけでなく、クラブ員同士も相互に刺激しあえる効果が十分期待できます。

 

川村歯科「あいしくらぶ」の治療成績が 
「健康日本21」の参考文献に

 
川村歯科「あいしくらぶ」メインテナンスデータは厚生労働省によっても認められております。 「8020への挑戦」としてあいしくらぶでのメインテナンスシステムにより、歯を守られてきた 患者様のデータを分析し、発表いたしました。 大変素晴らしい成績でありこの文献が「健康日本21」の参考文献として取り上げられております。
 
「健康日本21」とは、21世紀これからの健康管理はどのようにしたらいいのかという「基本方針」、 「現状と目標」、「対策」について指針となるものです。
 
* 厚生労働省 「健康日本21」 
* 「健康日本21」 各論 歯科
*   歯の健康の参考文献集
* 「健康日本21」の参考文献となった川村歯科の診療成績の文献です。
        「8020への挑戦」


川村歯科論文

 

1994年

 

8020への挑戦「8020臨床現場からのアプローチ」

川村泰雄
日本歯科評論 1994年
〔この論文は2001年厚生労働省「健康日本21」参考文献になりました。]


2007年

 

歯科診療所に於ける長期メンテナンス中の歯牙喪失に
関する要因

川村泰行
口腔衛生学会誌・第57巻 第3号 159―165 2007年
長崎大学 大学院 口腔保健学
 

包括的歯科とメンテナンスの成果

川村泰雄
日本歯科医学会会誌 Vol.60、#4 2007-7


2009年

 

歯科診療所における長期メンテナンス中の中高年の歯牙喪失に
関する要因

川村泰行
老年歯科医学会誌・第24巻 第1号 10―19 2009年
長崎大学大学院 口腔保健学