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噛み合わせに関するお悩み 

 

自分の噛む場所がわからない
アゴが痛い こめかみ・耳の前あたりが痛い
固い物が噛めない
口を開けるとアゴの関節が音が鳴る
食いしばりが治らない
朝起きるとアゴがだるい
大きな口が開かない
被せ物や詰め物を入れてから噛み合わせがおかしい

 

などの症状がありませんか?

歯ぎしり、食いしばりをしている場合
アゴを打ったり(事故など)、アゴに負担がかかった場合
歯の治療(修復物)が多く、少しずつ噛み合わせがずれてしまった場合
何となく噛んだ位置で修復物を入れた場合
左右に顎を動かしたときの調整をしていない修復物を入れた場合
頬杖をついたりする癖がある場合

など原因は色々あります。
修復物とは、被せ物、クラウン、ブリッジ、詰め物の総称)
 

デンタルドックで噛み合わせの検査をして
噛み合わせの治療が必要です。
[アゴの関節] と [歯の並び] の関係を調べます。

 
 
噛み合わせの検査は、アゴの正しい位置を求めることから始まります。
(Pankey卒後研修所、Peter Dawson、フロリダ大学、ミシガン大学などで支持されている噛み合わせの診断方法および治療方法)
自分の好きな場所で、噛んだ位置は習慣的な噛み合わせの位置で、アゴと歯が調和した噛み合わせとは限らないことが多いのです。
 
アゴの関節の中には関節円板という軟骨があります。その関節円板の異常を診断する事が必要です。

顎関節症の症状が進行するとこの関節円板の位置が移動してしまいます。
そして、噛み合わせの変化やアゴの周辺の筋肉の緊張などが起こり上記のような症状がひき起こるわけです。
 
アゴの関節の病状を診断
 
 
 

 

噛み合わせ治療/ 咬合治療 スプリント治療

 

噛み合わせの治療の順序

 

  1. インタビュー
  2. デンタルドック(咬合接触診断、顎関節、顎周囲筋の触診、顎運動検査などを含む)
  3. 場合によりドップラー検査(関節音)、顎関節のレントゲンまたはMRI撮影
  4. 治療計画の提示
  5. スプリント治療
  6. 経過観察
  7. 咬合再検査
  8. 治療に関するお話 
  9. 咬合治療 (咬合調整 および 被せ物治療)
  10. 経過観察
  11. 治療終了時咬合再検査
  12. メンテナンス

 
 

 

 
 

■咬合ストレスと口の健康

◇咬合のアンバランスと顎口腔系

▼ 感情を表現する言葉には歯が使われるものが多くあります。
 
 歯ぎしりをする思い
 歯を食いしばって頑張る
 悔しくて歯をギリギリいわせる
 切歯扼腕
 牙をむいて怒る
 歯ごたえがある
 歯切れが悪い、等々
 
▼ このように怒り、なげき、緊張などの感情の激しいときには歯を食いしばります。一般には前歯は平均15キログラム、奥歯は40キログラムの力がかかります。ピーナツは口の中では簡単に「バリバリ」と噛みつぶれますが、これを口の外でつぶそうとすれば簡単にはつぶれないでしょう。つぶそうとすれば金槌ででもたたかない限り砕くことはできません。上下の歯はものを食べるときだけ働くのではなく、あらゆるスポーツなど、また日常生活時にも筋肉の瞬発力を発揮するときの動作はすべて「歯がものをいい」ます。先に言ったように精神の統一、緊張、感情や情緒によって歯を無意識のうちに食いしばっているのです。通常そのときの「歯の食いしばり」は咀嚼するとき以上の力がかかるわけです。
 
▼ 歯を食いしばるのはそれだけではありません。夜寝ている間も歯を食いしばっているのです。それは「歯ぎしり」です。その食いしばる力はすごい力です。「歯をギリ、ギリ」と何とも不気味な音を立てます。大人では20人に1人、子供では20人に3人の人が「歯ぎしり」をするといわれています。その「騒音」の程度は様々です。また毎晩するとは限らず、また本人にはわからないのです。家人や友人に「安眠妨害」が指摘されて初めて知る場合が多いようです。
「歯ぎしり」はなぜするかは種々説があります。精神的ストレスとか気を使う仕事をした夜は歯ぎしりをするといわれています。
 
▼ また口の中の構造、つまり噛み合わせに不調和があったときに起こるようです。 正常な歯では、噛み合わせると歯はほとんど隙間がなく安定しています。歯の噛み合わせの面には凹凸がありますが、歯の凸の部分が凹の部分にはまるようになっています。ちょうど歯車が咬みあっているようになっているのです。しかしこの噛み合わせがうまくあわずに不調和があると睡眠中最も安定した噛み合わせの位置を求めて無意識に顎を前後、左右に動かし筋肉が異常に緊張します。その時歯をこすって音が鳴るのです。
 
▼ 歯の噛み合わせが不完全であったり、歯が抜けていたり、歯が動いていたりしていますと噛み合わせのバランスが崩れてきます。この場合歯を食いしばるために為に動く筋肉に異常が起こるのです。咬むと言うことは大変なメカニズムを持っています。それは下顎関節、筋肉、神経が関与しているのです。噛み合わせが不均衡になるとその不均衡の緊張が他の部分にも波及します。
 
▼ 人間の顎の関節と口は体のバランスの中央にあります。動物は4本の足で立っています。そうして尾と足と体のバランスをとりながら4本の足に等しく体重をかけているのです。人間は歩く時も立っているときも2本の足に支えられています。丁度上が重い摩天楼のように作られています。この立っているというバランスは頼りない2本の足で支えられ、しかも一番上には体の中で一番重い4㎏から6㎏もある頭が乗っています。しかもその頭がたった7つの小さな頸骨によって支えられているのです。そうなると顎が正しく働いているときは頭は気持ちよく首と肩の上に乗っていますが、もし顎が不均衡になると頭はバランスを失い頭を支えているすべての筋肉が頭を支えるために緊張を強いられるわけです。
 
▼ でもこの緊張は毎日を過ごすのに大変不快なものだろうと思われますが、不思議なことにほとんどの人たちはこのことに気づいてはいません。ですから頬づえをつく癖のある人、姿勢の悪い人、電話を顎で支える人はそれだけ筋肉は緊張していますがそれに加えて歯の噛み合わせが不均衡であるとその筋肉が緊張し、その2つが相乗されて筋肉のけいれんが起こります。
 
▼ 筋肉のけいれんが起こるとその筋肉に来ている血管も収縮し、筋肉に十分な血液が循環しなくなり、筋肉への栄養の補給がたたれ、新陳代謝が悪くなります。これによって筋肉の中に乳酸という老廃物がたまり痛みが起こるわけです。目、こめかみ、耳、偏頭痛、首筋の痛み、肩こり、ある人では背中まで痛くなることがあります。ですからこのような症状を持っている人が耳鼻科へ行ったり眼科や神経科へ行ってはっきりとした原因が分からずに困っている人が多くおられます。夜のテレビでは頭痛の薬や、怪しげな塗り薬のコマーシャルでいっぱいです。
 
▼ 頭痛にもいろいろありますが、筋肉が収縮したり緊張して起こる頭痛の95%は、これら噛み合わせの筋肉の不調和から起こっているという事がわかっています。
 
・これらの症状の起こるのは噛み合わせが悪く筋肉に緊張があっても症状として自覚がない場合であっても、仕事が思わしくなかったり、夫婦喧嘩をしたり、また新しいビルが建築中で「ガンガン」といやな音がするようなときなど、近代社会にはいろいろなストレスがありますがこれが引き金になります。勿論これも個人差があり、あまりストレスを感じない人や、また感受性の高い人があります。その閾値の高い低いによってそれぞれ変わってくるでしょう 。
短気の人も起こりやすいかもしれません。
 
▼ 慢性的な筋肉の収縮による頭痛や肩こりに悩んでいる人はまず薬を飲んでごまかしていますが、それは全身から送ってくる疲労のメッセージです。これを無視する前に体を動かしてみて、どこからこの緊張が来ているかを見つけてください。昼間に身体をどのようにしているかを思い出してください。たとえば事務所で働いている間に書類を書いたりしながら電話を肩と首の間に長時間挟んで話をしなかったか、ペンや鉛筆を口にくわえて考え事をしなかったか、無理な姿勢で重いアイロンを長時間かけなかったか、等々…。
 
 
▼ そのような場合肩や首や頭の筋肉が収縮をします。まもなくそれは痛くなり、後リラックスして休んでいても頭痛や肩の痛みは和らぎません。また歩いたり話したりしている間に握りこぶしを握っていないでしょうか。
それは全身的に緊張している合図なのです。
 
▼ このような場合リラックスして気分をゆっくりすることが大切です。またスポーツをすること、水泳、ジョギングもよいでしょう。仕事をするとき首や肩の筋肉を柔らかくするために首を回したり曲げたり、腕を伸ばして体操をすることが大切です。
・ しかしこのようなことが起こる原因の70%から80%が顎の噛み合わせのアンバランスから起こることは皆様にとって驚きだと思います 。


 

◇咬合ストレスと諸症状

▼ 口腔の健康というのは歯や歯周組織の健康だけではありません。食物を咀嚼するのに必要なすべての組織、筋肉、下顎関節、神経、骨、人体等々が健全に働いてくれなくてはならないのです。この咀嚼系のある部分に何らかの原因で悪影響が及ぶと歯や歯周組織のみならずすべての組織の変形や機能異常に波及してきます。
 
▼ 口腔の健康を悪化させる原因の一つは虫歯や歯周病を引き起こす細菌(微生物)です。もう一つの原因は咬合ストレスなのです。
 
▼ 歯に過剰な咬み合わせの力がかかると、
 ① 歯の動揺 
 ② 歯の磨耗
 ③ 歯の知覚過敏
 ④ 咀嚼筋の緊張
 ⑤ 下顎関節の異常
 ⑥ 歯根膜の破壊
 ⑦ 歯の破折
 ⑧ 口の悪習慣
等が引き起こされます。
 
▼ このように歯や歯周組織、また全咀嚼期間が過度な咬合ストレスによって異常な影響を受けることになります。従って組織の破壊が起こらない程度まで咬合ストレスを軽減することが必要になります。歯列にかかわる咬合ストレスと下顎が咀嚼時に上下に動く運動とがどのように調和しているかが問題になります。
 
▼ 歯が筋肉と関節との生理的な調和を乱すようになると咬合ストレスが生じます。もし歯と関節及び筋肉との調和が乱れると、歯にそのストレスがかかり、磨耗(すり減り)してきます。もし歯周組織に炎症があるとはに動揺が起こります。歯を支えている歯周組織の破壊が進みます。
 
▼ 咬合ストレスがかかった歯は、また歯を支えている歯根の周りの大変鋭敏な固有需要神経がセンサーになり、脳の中軸に求心的に伝達され、脳より遠心的に下顎を動かす筋肉に指令されてその歯に咬合ストレスがかからないように下顎の位置を変えるよう筋肉に働きかけます。そのことによってその無理矢理に下顎との変位を強いられたその筋肉は疲労し、乳酸の代謝が悪くなり、筋肉の強直が起こることになります。
 
▼ 特に下顎を前方に動かす為に位置を決める外側翼突筋が緊張します。その筋肉の緊張が他の閉口筋(内側翼突筋・咬筋・側頭筋)まで緊張が波及し、ついには口を開けることができなくなることもあります。その強直が頸部を支える筋肉、姿勢を正す背中の筋肉に波及して、肩こり、背中の痛みになり、また、筋肉からの頭痛にも関連してくるのです。
 
▼ また、下顎関節の円板と下顎の関節頭との配列がずれることによって関節の痛みを起こし、また関節が下顎を動かすごとに関節が「コツコツ」という音が鳴るようになるわけです。
 
▼ 従って一本の歯による小さな咬合ストレスでも筋肉の機能は変化を起こします。神経筋肉機構とはもともと本質的には咬合ストレスのかかった歯を保護するためにあるわけです。
 
それらは歯を守り、結果として他の正常に働いている筋肉などを破壊することになるのです。頭、首、ついには肩などの姿勢を維持する筋にまで影響を及ぼします。
 
▼ またこれらのストレスは破壊的なので歯を磨耗させたり、耳痛、歯痛が起こります。特に一番よく起こる問題として頭痛があります。一般的な原因不明の頭痛はこのことが原因することが多いわけです。よく頭痛のために内科や神経科で診てもらっても原因が分からないと云う事があります。咬合ストレスを調和させ、筋肉の調和をはかると長年苦しめていた頭痛が治ることがふつうよくあります。大部分の頭痛は筋緊張の結果で、また頭や首の筋肉の過剰な活動を引き起こす引き金は咬合ストレスであると云う事です。
 
▼ 咬合ストレスによって歯の動揺がある時、歯周組織に炎症がなければ、そのストレスを軽減させることにより動揺はなくなります。しかしプラッグによって歯周組織が炎症のあるときは咬合ストレスがかかることによって歯周組織が破壊され、歯牙の喪失につながる場合が多いようです。
 
▼ 歯冠の表面を覆っているエナメル質は身体で最も硬い組織です。一生涯咀嚼できるようにできているわけです。たとえ加齢的にだんだん表面のエナメル質が磨耗しても、下顎を上下に動かす三つの筋肉(内側翼突筋、側頭筋、咬筋)は働きをコントロールして、歯の上に食べ物が乗ったとき筋肉の収縮を最小にして歯の磨耗や破折の無い様に働くのです。この機能がうまく働いている限りは老人であっても歯列が整っていればそのエナメル質の咬む面(咬合面)は下顎運動と調和して磨耗していることがわかります。上下の歯がかっちりとかみ合った状態、また安定してかみ合っている状態、上下の歯が最大面積接触している状態のことを中心咬合といいますが、その中心咬合接触と顎関節の生理的な動きと調和しているときは、ほとんどの場合はの磨耗も少なく動揺も起こらないのです。
 
▼ 身体のどの組織もそうですが、それが解剖学的な正しい位置にない限りうまく機能しないものです。咀嚼系でも同じ事がいえます。咀嚼系のある部分がひずみができた場合でも機能して働かなくてはなりませんから、その結果無理が起こって咬合ストレスが発生し、異常な歯の磨耗が起こるのです。
 
▼ 咀嚼に関係する咀嚼器官は咀嚼の他に飲む、吸う、嚥下する、呼吸する、それだけではなく、ほほえむ、キスをする、唾を吐く、なめるなどの働きをするわけです。それと同時に大変大切な発語の器官でもあります。このように顎口腔系の全体というのは本当に多くの目的を持った働きをするすごいものなのです。その働きを満足に行えるように、口唇、舌、頬、関節、筋肉がお互いにその歯に対して高度な組織化された関係を持たなければならないわけです。それが充分な調和─シンフォニックを演奏しなければならないわけです。機能がシンフォニックを演ずるには、神経や筋肉が緊張することなくリラックスしていなければならないのです。
 
▼ 人間の身体というのはすべて力と力のバランスの上にあるといえます。細胞の膜は、細胞の内液の浸透圧と細胞外液の浸透圧とのバランスにあります。交感神経系は副交感神経系と平衡を保っています。体の中のすべての機能はその反対方向に働く力と平衡を保っているのです。これは基本的な自然の法則であるのです。咀嚼系においてもそれぞれの部分が緊張のないリラックスした状態にすることが重要な課題なのです。普段の何もしていないときの下顎の上下的位置も下顎の前後的位置もそれぞれ下顎を動かす筋肉の拮抗した調和から生まれます。上下の歯牙の位置も内側の舌の筋肉の圧力と外側の頬や唇の筋肉の圧力との拮抗したニュートラルな位置にあるのです。従って咀嚼系のあらゆる面でのバランスを考えない限り一生涯にわたって口腔の安定した健康を保ち維持することはできないのです。
 


 
◇ある歯に咬合ストレスがかかると

▼ ある歯に異常な咬合ストレスがかかり、そうしてそのまま咀嚼するということはちょうど靴の中に鋭い小石が入った場合と同じ事がいえるのです。ふつうに歩けば痛いですが、しかしつま先や踵だけを使って変な格好で歩くとかろうじて歩くことはできるでしょう。しかしまもなく無理をして歩いてますからくるぶしやふくらはぎ、膝、腰、さらに背中の方まで筋肉がこってきて痛んできます。靴の場合は靴の中から小石を取り出せばよいのですが、咬み合わせの場合はそのようなことでは治りません。夜となく昼となく苦しめられます。その異常な咬合ストレスとは、歯が早く失われた場合、歯の位置が変わった場合、咬み合わせが低くなった場合、義歯や充填物、金冠などの咬み合わせが良くない場合、常にパイプを咬んでいる人、ペンや鉛筆、爪などを咬む癖のある人、片側だけで食事をする人などの場合、咬合ストレスがさらにかかるのです。
 
▼ もちろん、下顎関節自体の病気のある人、姿勢の悪い人、仕事などの習慣からも起こります。このように連鎖反応的に筋肉の緊張、痛みなどが波及していくのです。
上顎奥歯に咬み合わせの高い金冠を入れたとします。次のようなことが次から次へと起こってきます。
 
1. 歯が温かいもの、冷たいものに感じてしみてきます。
2. 歯は触れられると痛みを感じます。
3. 歯が動いてきます。
4. 歯がすり減ってきます。
5. 対合している下顎の歯がその高い部分を避けるように変位します。そうして他の歯に磨耗が起こります。
6. 下顎が変位しますから他の歯も力がかかって動いてきます。
7. 下顎が変位しますので、咀嚼筋が過度に活動し緊張し痙攣が起こります。
8. 筋の痙攣によって口があけにくくなります。
9. 筋が緊張して頭痛が起こります。
10. 歯痛、筋肉痛、頭痛が加わってきます。
11. 精神的にも"うつ"状態になります。
12. 下顎変位と筋の痙攣が加わって下顎の関節にずれができてきます。
13. 下顎関節の円板障害と筋肉の痙攣が合わさって顎関節が変性関節炎を起こすことになります。